文字を太くさせる
特定の文字群を太くさせて、人目を惹くには、その文字群を「<b>」と「</b>」で挾めばよい。例へば、上の文の「特定の文字群を太くさせ」は、次のやうに書いてある。
「
特定の文字群を<b>太く</b>させ
」
文字を傾ける
特定の文字群を斜めに傾けて、人目を惹くには、その文字群を「<i>」と「</i>」で挾めばよい。例へば、上の文の「特定の文字群を斜めに傾けて」は、次のやうに書いてある。
「
特定の文字群を<i>斜めに傾け</i>て
」
文字を傾けて目立たせる
特定の文字群を斜めに傾けて、人目を惹くには、その文字群を「<em>」と「</em>」で挾めばよい。例へば、上の文の「特定の文字群を斜めに傾けて、人目を惹く」は、次のやうに書いてある。
「
特定の文字群を<em>斜めに傾けて、人目を惹く</em>
」
文字の下に線を引く
特定の文字群の下に線を引いて人目を惹くには、その文字群を「<u>」と「</u>」で挾めばよい。例へば、上の文の「特定の文字群の下に線を引いて人目を惹く」は、次のやうに書いてある。
「
特定の文字群の<u>下に線を引いて人目を惹く</u>
」
文字を見え消しにする
特定の文字群の上に重ねて線を引き、訂正前の文字群を示したままで消す、簿記で言ふ「見え消し」にするには、「<s>」と「</s>」で挾めばよい。例へば、上の文の「特定の文字群の上に重ねて線を引き、訂正前の文字群を示したままで消す」は、次のやうに書いてある。
「
特定の文字群の<s>上に重ねて線を引き、訂正前の文字群を示したまま</s>で消す
」
ローマ字の文字幅を等しくする
印刷や、コンピュータで使ふ國語の文字は平假名、片假名、漢字、共にどの文字も同じ幅に設計されてゐるが、歐米の言葉を表記するローマ字は、「w」や「m」など、幅の廣い文字もあれば、「i」や「l」など、幅の狭い文字もある。ところが、英文タイプライターでは、一文字あたりの文字送りの幅を一定にするために、「w」、「m」、「i」、「l」などと、文字幅を等しくした設計の書體になつてゐる。その書體にするには、目的の文字群を「<tt>」と「</tt>」で挾めばよい。國語の中では、あまり有用な指定とは言へないが、次に、指定しない文字列を、次いで下に、指定した文字列を示す。下の二列は「abcdefghijklmnopqrstuvwxyzABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ<br><tt>abcdefghijklmnopqrstuvwxyzABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ</tt>」と書いてある。
「
abcdefghijklmnopqrstuvwxyzABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ
abcdefghijklmnopqrstuvwxyzABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ
」