文字を大きめ小さめにする、その程度を指定する
特定の文字群を「單なる」大きめ、小さめではなく、「一段と大きく」、「一段と小さく」、あるいは「もう一段と大きく」、「もう一段と小さく」などと、「大きく」あるいは「小さく」する程度を指定することが出來る。この場合の指定可能な程度は六段階であるが、當然のことながら、閲覧者の閲覧ソフトや、設定がその指定を滿足できるものでなければ指定通りの表示は保證されない。この「程度」の指定は、次のやうにする。特定の文字群を大きくするには「<font size=+n>」と「</font>」で、小さくするには「<font size=-n>」と「</font>」で挾めばよい。この「n」の代りに半角英數文字で「1、2、3、4、5、6」のいづれかを入れる。程度が一番小さいのが「1」で、以降順に程度があがり、「6」が最大の程度である。例へば、上の文の、「一段と大きく」、「一段と小さく」、あるいは「もう一段と大きく」、「もう一段と小さく」は、次のやうに書いてある。
「
「<font size=+1>一段と大きく</font>」、「<font size=-1>一段と小さ</font>」、あるいは「<font size=+2>もう一段と大きく</font>」、「<font size=-2>もう一段と小さく</font>」
」
ここに、それぞれの程度指定による例を示す。
「
指定しない文字群を<font size=+1>と</font>で挾んだ文字群の例
指定しない文字群を<font size=+2>と</font>で挾んだ文字群の例
指定しない文字群を<font size=+3>と</font>で挾んだ文字群の例
指定しない文字群を<font size=+4>と</font>で挾んだ文字群の例
指定しない文字群を<font size=+5>と</font>で挾んだ文字群の例
指定しない文字群を<font size=+6>と</font>で挾んだ文字群の例
指定しない文字群を<font size=-1>と</font>で挾んだ文字群の例
指定しない文字群を<font size=-2>と</font>で挾んだ文字群の例
指定しない文字群を<font size=-3>と</font>で挾んだ文字群の例
指定しない文字群を<font size=-4>と</font>で挾んだ文字群の例
指定しない文字群を<font size=-5>と</font>で挾んだ文字群の例
指定しない文字群を<font size=-6>と</font>で挾んだ文字群の例
」
文字の大きさの絶對指定
以上に述べた「大きく」、「小さく」、「一段と大きく」、などの指定方法は、閲覧者が通常閲覧してゐる記事の表現よりも「大きく」とか「小さく」とか「より一段大きく」など、相對的に指示してゐる。これに對して、閲覧ソフトで表示可能な文字の大きさを七段階に區分して、その大きさを指定する仕方がある。この場合、大きさを指定したい特定の文字群を「<font size=n>」と「</font>」で挾めばよい。大きさは、この「n」の代りに半角英數文字で「1、2、3、4、5、6、7」のいづれかを入れる。「1」を指定した文字が一番小さく表示され、順に大きさを増し、「7」を指定した文字が一番大きくなる。指定しない文字の大きさは「3」を指定したものと同じ扱ひである。
ここで、次のやうな文句を言ひたくなるかも知れない。「絶對指定と言ふても、その實、印刷活字の號數や、ポイント數の樣には、確実な大きさではないではないか」と。いかにも、さうであり、網上葉の閲覧手段は、閲覧者の任意の閲覧ソフト、ディスプレイ、印字装置に任されてゐるので、さらにそれぞれの装置やソフトの設定の多樣性に任されてゐるので、網上葉の制作者が「この文字群は重要だから初號活字の大きさで見て欲しい」と願ふたとしても、網際通信の仕組みそのものが、さやうな要求を、要請順位の最後尾へ押しやつてしまひ、むしろ「強調して、最大の文字で」との要請が優先されるのである。
ここに、それぞれの絶對指定による例を示す。
「
指定しない文字群を<font size=1>と</font>で挾んだ文字群の例
指定しない文字群を<font size=2>と</font>で挾んだ文字群の例
指定しない文字群を<font size=3>と</font>で挾んだ文字群の例
指定しない文字群を<font size=4>と</font>で挾んだ文字群の例
指定しない文字群を<font size=5>と</font>で挾んだ文字群の例
指定しない文字群を<font size=6>と</font>で挾んだ文字群の例
指定しない文字群を<font size=7>と</font>で挾んだ文字群の例
」
さて、この網上葉を御覧の、あなたには、それぞれの文字指定の見た目の大きさはどのやうであらうか。網上葉の制作者が、いくら、七段階に區別指定しても、十二段階に區別指定しても、閲覧者の機械やソフトがそれに應じてゐなければ、應じる範圍内でしか、表現されないのは當然のことである。そのことは、澤山のお人に見て貰はうとするならば、餘り詳しく大きさを區分指定してみても、努力した程には報はれないことを意味してゐる。