地上デジタルテレビ放送受信機の赤外線操作盤(リモコン)が數日前から一部の釦が効かなくなり、遂に完全に動作不能となつたので廢棄の前に分解してみた。分解の手順は次の通り。
@現状の確認。使つてゐる乾電池の電壓を確認して、操作不能の原因が電池の劣化でないことを確かめた。さらに、デジカメに向けて操作して、赤外線が出てゐないことも確かめた。
A操作盤の電池を抜き、留めネジなど、分解の手蔓になりさうなものを探したが、見つからない。表面下部にシールを貼つてあるので、その下にネジなど無いか、小刀の先をシールの間に差し込んでシールを剥がしてみたが、何もなかつた・
B操作盤の側面に前後の外蓋を貼り會はせた形跡があるので、いづれ、二つの外蓋を併はせてあると見て、その間に細い一文字ねじ回しで溝をなぞると、左右兩側面の上下二箇所づつに隙間があると感じたので、そこへ一文字ねじ回しの先端を入れて強くこじると、「パカッ」と音がして蓋がはずれたので、壊さないやうに徐々に隙間を擴げて蓋を外した。
Cこの操作盤は乾電池蓋も含めて、五つの部品から成ることが判つた。
D内部を觀察して、分解と逆の手順で組戻した。
操作盤の前面 操作盤の背面 前面下部のシール 側面の溝 溝に一文字ドライバーの刃を入れてこじる。 四枚に卸した 四枚に卸した裏