獨立から現在に至るリサール切手

生誕百年以後のもの

東川吉嗣


  上に掲げた初日カバーは額面訂正切手のものである。三枚の切手のうち左のリサール切手は「6s」を訂正して「4s」にしてゐる。
  上の初日カバーのリサール切手を左に示した。現物印面は、天地三十ミリ、左右十九ミリである。天に「PILIPINAS」、地に「JOSE RIZAL」「5c」とある。

  これは昭和四十二年の實逓便の一部である。使はれた三枚の切手のうちラサール切手は上に擧げた物の額面訂正する前の物である。消印は肖像畫を入れた、何かの標語が書かれてゐる樣子である。


  上に擧げたのはリサール生誕百年記念の二種である。リサールの學んだ學校とリサール処刑の場面がそれぞれ圖柄とされてゐる。この現物の印面はいづれも天地二十七ミリ、左右四十二ミリである。

     左右に擧げたのは昭和二十七年十一月十六日に發行された汎アジア郵趣展「PANAPEX」を記念するもので、圖柄が「リサールからの手紙」である。 現物の印面はそれぞれ天地四十四ミリ、左右二十九ミリで、天に「PHILIPPINES」、地に「A LETTER FROM RIZAL」「PANAPEX」「MANILA 1952」とあり、六センタボの數字の下には「POSTAGE」、三十センタボの數字の下には「AIR MAIL」とある。

  上に示したのは昭和三十八年の實逓便の一部である。消印はケソン市のフィリピン大學である。ここに張られたリサール切手を右に示した。この切手は左に擧げた切手を額面訂正したものである。現物の印面は天地三十ミリ、左右十九ミリである。天に「PILIPINAS」、地に「6S」「KOREO」「JOSE RIZAL」とある。

  左に示したのは昭和三十四年十二月三十日發行の六センタボの公用切手である。現物の印面は天地二十六ミリ、左右二十二ミリである。

  これは目次頁へ掲げた初日カバーの切手である。現物の印面は天地三十ミリ、左右十九ミリである。


  上に擧げたのは平成十年の實逓便である。消印がかすれて雜な感じになつてゐる。ここに貼られたリサール切手を左に示した。現物の印面は天地二十二ミリ、左右十七ミリである。

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○平成二十九年四月二十三日、電子飛脚の宛先更新。
○平成十二年八月二十二日、開設。
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